尾鷲の絶景!九鬼町を巡る旅。秘境「オハイ」や写真映えスポット、ゲストハウスを紹介します
掲載日:2021.05.11
尾鷲市九鬼町(おわせしくきちょう)は絶景の宝庫!なかでも九鬼町の山奥にある「オハイ」はNHKでも紹介された今注目の秘境です。そんな九鬼町をカメラ片手に巡ります!
記事作成:ふがまるちゃん&ちゃむ #みえ旅カメラ部
三重を撮る写真家「ふがまるちゃん」と相方の「ちゃむ」が三重をもっと好きになる情報をお届け。
戦国最強の水軍とも呼ばれた九鬼水軍発祥の地。人口500人以下の港町であり、リアス海岸の地形に昔懐かしい漁村が広がる。
九鬼町内で写真映えする場所を厳選してご紹介。現地へ行かれる際は、下記の撮影の心得に必ず目を通してくださいね。
九鬼町は、観光地ではなく人々が暮らす町です。そこをしっかりと意識した上で、モラルに欠けた行動を取らないように心がけましょう。
朝は、漁師さんや搬入の車が堤防沿いを行き交いします。大人数で行動して道を塞いだり、通行の妨げになるような路上駐車や行動は絶対にやめましょう。
九鬼コミュニティーセンターを少し越えた先の堤防沿いには、多数の船が停泊しています。船×海を撮る場合はここがオススメです。
堤防の各所には、船へ降りる階段があります。ここからカメラを水面ギリギリのローアングルで撮影してみると....
船を見上げるような写真を撮れました。こういう写真を撮れるのは九鬼町ならでは。
九鬼町で唯一のカフェである網干場(あばば)。2021年4月からはカフェになりました。
飲食メニューにはカレーやパスタ、コーヒーなどがあります。詳しい営業情報は公式Facebookページをご覧ください。
九鬼町の町中は迷路のような路地があちこちにあります。
車が通れない道幅なので自転車が玄関口に置いてある光景が見られます。
高台にある神社。参道には赤い鳥居があり、樹齢300年以上と言われる大楠が立ちます。
タイルで覆われた建物「九鬼漁港共同組合」の先にある角を左へ曲がります
少し進むと二手に分かれる道があり、左側へ進みます。
今度は二手に分かれる階段が見えてきます。
左側が真巌寺(しんがんじ)の階段、右側が若宮八幡神社へ続く階段になります。
赤い鳥居に到着。中央奥に見える木が樹齢300年以上と言われる大楠です。
神社に到着。建物が海を囲むように広がる光景を一望できます。
真巌寺(しんがんじ)は九鬼町で唯一のお寺。前述した若宮八幡神社の隣にあります。
九木神社(くきじんじゃ)は、菅原道真を祀る神社。境内にはクスノキ、ホルトノキ、タブノキ、スダジイ、オガタマノキなどの緑豊かな樹叢(じゅそう)が広がり、天然記念物に指定されています。
九鬼神社は、集落からほんの少し離れた場所にあり、九鬼漁港を越えてすぐのところに参道の鳥居があります。
参道の階段を登って、振り返ったときの景色が最高に綺麗なんです!
※九鬼漁港は関係者しか立ち入り出来ないので漁港内には入らないようにしましょう
オハイは、断崖絶壁の秘境。九鬼町の山奥にあり、エメラルドブルーに輝く海を眺めることが出来ます。
- 【登山するにあたって注意しておきたいこと】
- 登山は自然を相手にするので、不確定な要素、予期せぬ事態が起こる可能性が十分あります。準備をしっかりと、余裕を持った計画をして楽しみましょう。
① 登山をする際は時間に余裕をもって行動し、自分の経験や体力に見合った山を選んで出かけましょう。
② 事前に登山計画を立て、当日までに最寄りの警察署か登山ポストに登山届を出しましょう。当日は地図やコンパスなども忘れずに。
③ 熊やスズメバチなど、危険な野生動物と遭遇する可能性があります。クマ鈴など対処できる装備を持参しましょう。
④ 事前に気象情報を確認した上で行動しましょう。山は気候の変化が激しいです。雨具をはじめ、急な気温の変化にも対応できる服装を用意しましょう。
⑤ 水分や携帯食を持参し、熱中症対策と適度な休憩を心がけましょう。
⑥ 冬場に登頂する際はアイゼンなどの雪山の登山道具を必ず持参しましょう。麓に雪が無くても山頂付近に雪や氷が残っている可能性があります。
- 道中はトイレがなく、往復で約3時間の登山になります。トイレは事前に済ますのがベスト
- 案内標識や木の枝についた赤いテープが行き先の目印になりますので、見落とさないように
- 日が暮れるまでに下山しましょう。目安は8時〜10時スタート、15時までに下山です
- 真夏は虫よけスプレーを必ず持参。アブに付きまとわれることがあります※経験談
- 整備された登山道なので、スニーカーなどの歩きやすい靴がオススメ
- 水分は往復分を考慮して持っていきましょう。坂道が多いので汗っかきの方は2リットル分がオススメ
私が参考にした尾鷲市のサイトをご紹介します。
これまで紹介した①〜⑧のスポットの場所をGoogle Mapsで公開しました。赤色のカメラマークのピンをクリックすると、その場所の名前と写真が吹き出しで出現します。
九鬼町には、尾鷲市のなかでも特にお安く泊まれる宿泊施設「縁場 せいじら」があります。
1人の宿泊料金は平日3000円、休日3500円と破格の安さ!
縁場せいじらを取材しましたので、次のページで解説します。
「田舎にある宿×居心地の良さ」を追求したゲストハウス。平日は1泊3000円、土日祝前日は1泊3500円と破格の値段で宿泊できます。※素泊まりプランのみなので食事は提供されません。
1階は共有スペースになっており、宿泊者が自由に出入り出来ます。
キッチンスペースがあり、ガスコンロは2台完備。最寄りのスーパー・コンビニで食材を買いだして、ここで調理することが出来ます。
※最寄りのスーパーは主婦の店 セントラルマーケット、コンビニはおわせ南インター店ですので、九鬼町へ入る前に買い物を済ませておきましょう。
大広間でゆったりと足を伸ばして寛げます。
縁場せいじらはゲストハウス営業だけでなく、揉みほぐし(リラクゼーション)も行っております。
施術料金は全身揉みほぐし60分コースで3000円。
2階には2人部屋が3つ、4人部屋が1つあり、全て和室になります。※写真は2人部屋。
- 宿泊料金:1人1泊3000円、土日祝前日3500円
- 幼児の宿泊料金:500円(布団なし)※0〜3歳未満
- 子供の宿泊料金:布団なし1500円、布団あり2000円※3歳〜小学生
- 日中お風呂キッチン利用:1000円※宿泊なしで10時〜15時の間、共有スペース利用される場合の料金
- チェックイン:15時~22時
- チェックアウト:10時(客室の退室)※チェックアウト後も1階共有スペースの利用可能
- 住所:〒519-3701 三重県尾鷲市九鬼町36
JR紀勢本線「九鬼駅」の駅ホームの裏手に観光客用の臨時駐車場があり、10台ほど停めることができます。
オハイまで登山される方や九鬼町内を観光される方はこの駐車場を利用しましょう。
駐車場の地図はこちら ※Google Mapsが開きます
ゲストハウス 縁場せいじらへ宿泊される場合、駐車場の場所はゲストハウス 縁場せいじら(080-2080-3080)へ直接お問い合わせください。
公衆トイレは九鬼駅を出てすぐのところにあります。それ以外ですと、駅からは少し離れますが、九鬼コミュニティセンターでも声をかければ貸していただけます。
ふがまるちゃん(左側)
三重を撮る写真家としてTwitter・Instagramで活動中。2017年から地元三重の撮影を始め、2018年に著書「三重のええとこ写真集」を自費出版。三重県の写真を無料配布する三重フォトギャラリーを運営。三重の飲食店を中心に取材を行うサイト三重のええとこ巡りも運営中。所持カメラはEOS 6D・EOS RP。
ちゃむ(右側)
ふがまるちゃんの相方。ローアングル撮影を得意とし、独特の世界観で風景を切り撮る。ふがまるちゃんの撮影アシスタントとして2020年から共に行動し、風景写真のモデル役。Twitterとinstagramで三重のええとこを発信中。所持カメラはα7iii。